第16回 新玉線はどこへ
大学にも行ってみたいとは思っていた。
法律に興味があったので、法学部に進みながら音楽をやるか、大学には行かず音楽をやるか。
悩んだ。
親は「好きにしろ」と。「好きな職業につけ」と。
ならば、大学に行きながら4年間で音楽の結果を出せばいいかなと。
しかし現実は甘くなかった。
受験の結果は惨敗。
一浪してだめなら音楽をやろうと決め、なんとか一浪で大学に入った。
さっそくボーカルを探すために軽音サークルに入った。
そこで、あるイケメンから話しかけられた。
「ギターの弦の張り替え方わかる?」と。
当時は小泉孝太郎にそっくりな、爽やかイケメンの彼。
「俺、ユウ!よろしく」と。
アコースティックギターの弦の張り替え方がわからなかったらしい。
私はその場で、弦を張り替えてあげた。
陽気で社交的な彼とは、同じ法学部ということもあり、すぐに仲良くなった。

ユウは二子新地に一人暮らしをしていて。
よく大学帰りにユウの家で、将来のことを朝まで語り合った。
ユウは酔っぱらうと、いつも同じ鼻歌を歌っていた。
「新玉線はどこへいく〜♫ 二子新地は僕の家〜♫」
私も当時、ユウに高校時代にテープに録音したオリジナル曲「鳥の足跡」を聴かせた。
2人で大いに笑った。笑い転げた😂 ダサすぎて😂 メタラーが、おセンチな曲を作って歌ってたので。
続きは次回。