第18回 私は彼にラーズを重ねて見ていた。
私の音楽はというと、よいボーカルが見つからず、ひとまず、大学軽音部で仲良くなった、ドラムのタダスケとベースのイズミで、スポコンヘッズ666というバンドを結成した。結成当初はメタリカのコピーをやっていた。
ある時、親友のユウのツテで、学外でライブをやることになり、メタリカの曲数曲と、オリジナルの曲と、確かエクストリームの「ヒーマン」のイントロのギターソロを持ち曲として参加することになった。
ライブ当日はたしか、1998年6月14日、サッカーフランスワールドカップの日本対アルゼンチン戦の日で、東京は土砂降りの雨だった。
ライブは代々木駅近くのライブハウスだった。
そのライブでの対バンのリハが始まったとき、私はドラマーに目がいった。
体は小さいのに、ドラムはどデカい音を出していた。
ライブでの彼の演奏はとても好みだった。私は彼にラーズを重ねて見ていた。
ライブも終わり、打ち上げの席で、彼のとなりに座りいろいろ話をし、「今度、家のスタジオに遊びに来なよ。カーマイン・アピスの『ギター・ゼウス』みたいなアルバム作ろうと思ってんだ」と。
私は運命を感じずにはいられなかった、、、
続きは次回。
あの雨の日の出会いが、今どこに繋がっていくのか。まだ話は続く。