TsukasaJames founder's serial essay, Episode 24: Leaving the Band

第24回 脱退

当時、電波少年に出演されてロシアに行かれていたアーティストさんのライブが赤坂ブリッツで行われた。そのライブの前座で出演させていただけることになった。

それに合わせてのCD制作であった。

当日のライブは、大成功。本当にありがたいことであった。

そのアーティストさんからもギターやアンプのキャビネットをもらったりして、とてもお世話になった。打ち上げも三宿のゼストの2階貸し切りで行われた。プロのアーティストの世界がどんなものかということが感じられた瞬間だった。

その後のライブには各レコード会社がひっきりなしに見にきた。その中で、当時T.M.Revolutionが所属していたレコード会社と話が進んでいた。

しかし、ある問題がバンド内にはあった。詳しくは書かない。

この頃、私自身はギタリストというよりも曲を作ることに興味を持ち始めていた。確かに大好きなバンド、スキッドロウやラウドネスやメタリカのようなバンドを作り、ギタリストになりたいと思っていた。しかし、曲を作ることの方が向いている気がした。

そんな中、曲を共作することに違和感があった。共作すると、自分の中にあるイメージからとても遠くなる。自分のイメージを100%表現するとどうなるのか。その方がいい曲ができるという自信が湧いてきた時期だった。

あと、日本でギタリストで食えるのか?とも思っていた。曲には印税が発生する。ギタリストは曲を作らない限り印税など発生しない。たいして儲からない。そういったこともあった。

結果、脱退した。原因はそれだけではない。私の曲を作り、それに合うボーカルを見つけ、ベースとドラムはその都度用意すればいいと考えた。

ここに書いている内容だとさらっとしているかと思われるが、さらっとやめたわけではない。イッペイといろいろぶつかり、話してもう無理だと思った。イッペイには別れを告げ、一人で理想の音楽を追求するために脱退したのだった……。

続きは次回。


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